コラム
2024年11月1日
歯を守る「予防歯科」って何?当院での取り組みをご紹介します

「予防歯科」とは?
「予防歯科」とは、虫歯や歯ぐきの病気になる前に、お口の健康を守ることです。これまでの「痛くなったら治療する」から、「痛くならないように予防する」という考え方に変わってきています。
毎日の歯磨きだけでは取りきれない汚れや、気づかない小さな変化を、歯科医院でチェックしながら、大切な歯を長く使い続けていくことが目標です。
予防歯科で行うこと
予防歯科では、お口の状態に合わせて次のようなことを行います:
虫歯になる前の予防
- 正しい歯の磨き方をお教えします
- フッ素を塗って歯を強くします
- 奥歯の溝を埋めて虫歯を防ぎます(お子様)
- お食事やおやつのタイミングについてアドバイス
早めに見つけて、早めに対処
- 定期的にお口の中をチェック
- 専用の機械でお掃除(歯石取り・クリーニング)
- レントゲンで見えない部分も確認
治療後も安心
- 治療が終わった後も定期的にチェック
- 再び悪くならないようにサポート
- 毎日のケア方法をアドバイス
当院の予防歯科の設備
患者様に優しい設備をご用意
当院では、患者様により快適に予防歯科を受けていただくため、以下の設備をご用意しています:
- 体に優しいレントゲン – 従来よりも放射線量を大幅に減らしています
- お口の中が見えるカメラ – 小さなカメラでお口の中の様子を一緒に確認できます
- 痛みの少ない歯石取り機械 – 超音波の力で優しく歯石を取り除きます
- 歯の表面をきれいにする機械 – 歯についた汚れや着色をきれいに落とします

年代に合わせた予防プログラム
当院では、年代やお口の状態に合わせて、一人ひとりに最適な予防方法をご提案しています:
| 年代 | 主な内容 | おすすめの間隔 | 大切なポイント |
|---|---|---|---|
| お子様(3-12歳) | フッ素塗布、虫歯予防、歯磨き練習 | 3-4ヶ月ごと | 大人の歯に生え変わる大切な時期 |
| 中高生(13-19歳) | 歯ぐきの健康チェック、歯並び相談 | 3-6ヶ月ごと | 成長期の変化に注意 |
| 大人(20-64歳) | 歯周病予防、お掃除、生活アドバイス | 3-6ヶ月ごと | 忙しい毎日での口の健康管理 |
| シニア(65歳以上) | お口の機能維持、入れ歯のケア | 2-3ヶ月ごと | 全身の健康との関わりを重視 |
予防歯科を続けることで期待できること
お財布にも優しい
定期的な予防歯科を続けることで、将来的に以下のようなことが期待できます:
- 大きな治療が必要になることが少なくなる可能性があります
- 治療期間が短くなることがあります
- 通院回数を減らせる場合があります
- 将来の入れ歯・インプラント治療の必要性を下げることが期待できます
体の健康にも良い影響が期待できます
お口の健康は、体全体の健康とも関係があることが分かってきています:
- 心臓や血管の健康に良い影響があると言われています
- 糖尿病の管理にも関係があると考えられています
- 認知機能の維持に役立つという研究報告があります
- 肺炎の予防に繋がることが期待されています
- しっかり噛めることで消化を助けます

ご予約・お問い合わせ
「予防歯科って何をするの?」「どのくらいの間隔で通えばいいの?」など、どんな小さなことでもお気軽にご相談ください。
ご予約はお電話またはWEB予約システムで承っております。皆様の大切な歯を一緒に守っていきましょう。

