こんなお悩みはありませんか?
- 口を開けたり閉じたりする時の顎の痛み
- 口を開閉する際のカクカク音やクリック音
- 口が大きく開かない(開口障害)
- 起床時の顎の疲労感やこわばり
- 頭痛(特に側頭部や後頭部)や肩こり
- 歯の摩耗(すり減り)や知覚過敏
顎関節症や歯ぎしりは、日常生活の質を低下させる原因となります。これらの症状が持続する場合は、専門的な治療が必要です。放置すると症状が悪化する可能性があります。
主な治療法
スプリント療法(マウスピース治療)
【保険適用/自費診療】 就寝時に装着する特殊な装置で、歯ぎしり・食いしばりから歯を保護し、顎関節への負担を軽減します。症状や種類により保険適用または自費診療となります。
物理療法
【保険適用】 温熱療法・冷却療法や低周波治療などにより、筋肉の緊張を和らげ、痛みを軽減します。急性期の症状緩和に用いられます。
薬物療法(必要に応じて)
【保険適用】 消炎鎮痛剤や筋弛緩剤などを用いて、痛みや炎症、筋肉の緊張を緩和します。通常は他の治療法と併用します。
咬合調整
【保険適用】噛み合わせのバランスを改善し、高すぎる詰め物・被せ物の調整を行います。顎への負担を分散させる効果があります。
診断と治療の流れ
共通初診プロセス(全治療法共通)
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01カウンセリングと検査症状や生活習慣の確認、顎の動きや筋肉の状態の診査
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02原因特定と治療計画の立案症状に合わせた治療法の提案
スプリント療法の流れ
- 型取り:顎の精密な型を採取します
- スプリント作製専用のスプリントを作製します
- 装着・調整:スプリントを装着し、適合を確認・調整します
- 経過観察:定期的な通院で調整と効果確認を行います
物理療法の流れ
- 治療:温熱・冷却・低周波などの物理療法を施術します
- 効果確認:症状の変化を確認します
咬合調整の流れ
- 噛み合わせの確認:不均等な接触を確認します
- 調整:問題のある部分を少しずつ調整します
- 経過観察:調整後の変化を確認します
治療期間と回数
- 軽度の症状:治療期間 約1~3ヶ月(4~6回の通院)
- 中等度の症状:治療期間 約3~6ヶ月(6~10回の通院)
- 慢性的な症状:治療期間 6ヶ月以上(10回以上の通院)
費用
保険診療(3割負担の場合)
- 診断・検査:約3,000円~5,000円
- スプリント:約4,000円~8,000円
- 物理療法:約400円~800円/回
- 咬合調整:約1,000円~3,000円/回
自費診療
- スプリント:約20,000円~50,000円
内訳
- 初診・検査料:3,000円~5,000円
- 顎機能診断料:5,000円~10,000円
- 印象採得(型取り)料:3,000円~5,000円
- 咬合採得(噛み合わせ記録)料:2,000円~5,000円
- スプリント材料費:5,000円~15,000円
- 技工料:8,000円~15,000円
- 装着・調整料(初回):2,000円~5,000円
※上記料金は目安です。患者様の口腔状態や治療内容により変動いたします。
※詳細な料金については、診察時にご説明いたします。
リスクと副作用
- スプリント装着初期の違和感や唾液の増加
- まれに噛み合わせの変化(治療中断時に元に戻ります)
- 温熱療法による一時的な熱感や皮膚の発赤
- 薬物療法による胃腸障害や眠気
- 咬合調整時の一時的な知覚過敏
よくある質問
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Q顎の痛みは放っておいても自然に治りますか?A軽度の一時的な症状は安静にすることで改善することもありますが、多くの場合は治療が必要です。放置すると慢性化することがあります。
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Q歯ぎしりをしているかどうか、自分ではわかりません。どうやって判断できますか?A朝起きた時の顎の疲労感や痛み、歯の摩耗、頬の内側の噛み跡などが兆候です。歯科医院での検査で確認できます。
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Qスプリント(マウスピース)は一生使い続ける必要がありますか?A顎関節症と診断された場合の一般的なスプリントは保険適用となります。ただし、特殊なスプリントは自費診療となります。詳細はご相談ください。
お支払い方法
- 保険診療:現金払い
- 自費診療:現金払い、クレジットカード対応(VISA、MasterCard、JCBなど)
- デンタルローン(分割払い)対応(自費診療の場合)
顎関節症や歯ぎしりでお悩みの方は、お早めにご相談ください。

